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「旧富田屋旅館」通信⑨

旧富田屋旅館へのご支援ありがとうございます。

遅い冬に喜んでいたのも束の間、増毛町では12月6日から雪が一気に積もりだし、この一週間は連日除雪作業に追われていました。
富田屋さんの玄関前の雪かきに行ったところ、玄関上の屋根にも重い雪が積もっていました。
写真に2本の雪かき用スコップが写っていますが、青いのは前所有者が改造した特製品。通常のものより柄が長くなっています。梯子に登り、この長いスコップを使って雪をかき出します。
さすがに2階3階部分はこれでも出来ませんので、壁面にある「旅館富田屋」の文字が隠れるようになったら、高所作業車を借りて作業をすることになります。
ところで、雪かき用スコップですが、北海道弁では「じょんば」と言います。

富田屋さんで保存されていたマッチ箱です。
左のマッチ五つには電話の局番は書かれてありませんが、右三つには局番が書かれてあります。増毛町では昭和46年に電話の自動(ダイヤル)化が始まり、市外局番がつくようになりました。
なので、左五つはそれ以前、右三つはそれ以後に作られたものだと推測できます。特に左二つのイラストのは味わいがあります。
今では飲食店や旅館のオリジナルマッチもすっかり珍しい物になってしまいました。小さなマッチ箱一つにも、そのお店の歴史を感じますね。

お陰様で富田屋旅館の保存のためにたくさんのご寄附をいただいております。
引き続き、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

担当C