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「旧富田屋旅館」通信④

旧富田屋旅館へのご支援ありがとうございます。

さて今回は、富田屋旅館の玄関に置いてある大型金庫を紹介します。
製造会社は、小林金庫商会さん。東京の日本橋にあったメーカーさんのようです。金庫の重さに耐えうる基礎があるというのは、元から玄関に置いてあったのでしょうか。ちょっと不用心な気もしますが、何があっても開かないよという当時自慢の金庫だったのでしょう。
さぁ中を開けてみましょう。

じゃかじゃん。
二重の造りになっていて、富田屋の名前の入った扉が姿を現しました。
小林金庫商会さんというのは、当時の金庫製造の大手と思われ、大正時代の官報でも広告を見ることができます。
さぁ更に中を開けてみましょう。金銀財宝が眠っているかもしれませんよ。

じゃかじゃん。
更に扉が姿を現しました。
旅館業を営んでいた時代は、この金庫の中に山のような札束が積まれていたことでしょう。

建物の老朽化で、富田屋さんの内部の全面公開までとは行きませんが、せめて玄関先までは公開できるようにしたいものです。
旧富田屋旅館の補修・保存について、皆さまのご支援をよろしくお願いします。

担当C